Pride Woodロゴマーク

2019年度実績

令和元年度「顔の見える木材での快適空間づくり事業」の一環として、ガイドライン(案)に基づき、Pride Wood製品の開発を試みました。今回は「木育デザイン虎の穴」の講座の中で、西川材を活用した遊具、家具の試作を進めました。試作にあたっては、NPO法人もあなキッズ関山隆一氏、社会福祉法人どろんこ会荒川直志氏よりヒアリングを行い、寸法、機能、形状等について決定しました。また試作品の一部は試行的に活用し、その問題点を明らかにするとともに、改良を行いました。

完成した試作品については、研修会において展示を行い、具体的事例の一つとして受講者とともに検討を行いました。試作品の概要は次に示す通りです。

1)組み立て式遊具

原案:浅田茂裕(埼玉大学教授)
デザイン・設計:古川泰司(アトリエフルカワ一級建築士事務所)

角材と丸棒のみの単純な構成であり、だれでも簡単に組み立て、分解が可能です。棚板を組み合わせることにより、幼稚園等の収納棚や家庭、商業施設における飾り棚などへの転用が可能となっています。材は柱がスギ、丸棒がヒノキ材です。


2)自分でつくるおままごとツール(キッチン)

デザイン・設計:浅田茂裕(埼玉大学教授)

DIYによって購入者自身で組み立てることにより、比較的安価な、木育入門ツールとしてデザインしています。市販のタッパなどを加えることで、豊かな遊びを家族で楽しむことを意図しています。

3)幼児用スタッキングチェア

デザイン・設計:古川泰司(アトリエフルカワ一級建築士事務所)

幼稚園等で活用するシンプルなスタッキングチェアです。都市部の小規模保育所の意見をもとにデザインしていますので、一般的に流通しているものよりやや小型です。